Linuxを知りたい初心者に勧められる中国語の本で、しかも全部がサーバー運用保守の知識ではないものはないだろうか?
最近、軟體自由協會の会員会議に参加し、趙惟倫会員の著書《電腦上試跑 LINUX:硬體測試筆記 》を知ったので、ダウンロードして読んでみた。なかなか良い出来だとわかった。
趙惟倫(bluebat、FSF会員)著、軟體自由協會SLAT出版の《電腦上試跑 LINUX:硬體測試筆記》という工具書は、非常に詳細なLinux参考書であり、少しのコンピューター概論と現代Linuxシステムの操作知識を融合している。読者がLinuxの実行過程を理解する助けになる。
この本のテーマはLinuxカーネルの動作原理を語ることではなく、実務上Linuxを操作する時に遭遇する問題を分析し、システムサービスのデバッグ方法を理解することにある。《鳥哥的Linux 私房菜》と比べると、本書は実際にハードウェアへ触れる時に遭遇する状況をより多く扱っている。
書中では最新版Fedora 43を例として解説し、Linuxの起動フロー、グラフィカルシステム、音声システム、ネットワーク接続、電源管理などの動作原理を説明している。原理を簡単に紹介した後、実際のコマンド操作を補い、Systemdを主要なシステム管理手段として使う。日常的にLinux自由ソフトウェアを使うことに興味のあるユーザーは、この本を実用的な工具書として参照し、システムに問題が出た時にどのコマンドがデバッグを助けるのかを理解できる。
ただし作者の解説はなおコマンド操作を中心としている。FreeDesktop XDG標準には触れているものの、Linuxデスクトップ環境GNOMEやKDE PlasmaのGUI操作への言及は少なく、かなり惜しい点である。また大部分はX11環境の操作について語っており、未来の趨勢であるWayland技術にはあまり触れていない。
Linuxで市場シェアが最も高いデスクトップ環境はGNOMEだ。GNOMEデスクトップは各バージョン更新でランダムにUI位置を動かしてユーザーをいじめがちだが、GNOME 40以降のデスクトップワークフローはすでに「定型」になったと思う。GNOMEの特色を少し解説してもよいはずで、Linuxシステムのバージョン更新によって大きな差が生じることはないだろう。
この本には紙本と電子版があり、全文はGitHubで取得できる。書籍ライセンスはCC BY-SAである。
ソースコード:https://github.com/cc-books/testnotes
実体書の購入: 電腦上試跑Linux: 硬體測試筆記 - 天瓏網路書店


